【スパルタ規則の人気校】新校舎に移転したEV Academyの訪問記第二弾!

こんにちは。

フィリピン留学エージェント、セブイングリッシュ学校視察担当のEmma(エマ)です。

今回は、2017年に新キャンパスに移転したEV Academyの訪問記、第二弾をお届けいたします。

今から半年程前に、移転して間もないときに一度、新キャンパスを訪問しました。

前回の視察から時間が経っているので、今回のEV Academy訪問記第二弾では、前回と比較してみて変わった点や、より細かい情報等を紹介していきます。

こちらのブログで前回の訪問記EV Academy(以下EV)も紹介しているので、よかったら併せてご覧ください。

1.EVについて

校舎エントランスのロゴ

訪問記第一弾の方で詳しく記載していますが、初めてご覧いただく方のために簡単に学校について紹介します。

EVは2004年から運営が始まったセブ島の中でも老舗の語学学校で、セブ島で一番最初に、極端に厳しいスパルタ式の校則が導入された学校と言われています。

スパルタ校の先駆けとして今日まで運営を行ってきた歴史ある学校ですが、上記でも述べたように2017年に新校舎に移転しており、留学生は新たな環境で勉強していただいています。

また、移転に伴い、移転前から運営されていた極端に厳しいスパルタ規則のコースだけでなく、やや緩和されたセミスパルタ規則のコースも多数できていて、最近はセミスパルタ規則のコースで受講されている生徒が多いそうです。

運営者はフランス人と韓国人の夫婦ということで、韓国資本の語学学校として昔から韓国人に人気があったようです。

近年では他国からの留学生も多く、今年に入ってからは国籍比率が韓国・日本・台湾それぞれが25%ずつと、3カ国がメインとなっています。

その他ベトナムが8%で、時期によってはロシアやサウジアラビアからも留学生がやってくるのだとか。

エントランスのインフォメーションボード

学校訪問時(2018年11月)は全生徒数が約280人で、そのうちの60%が20代、40代以上が10人程度ということで、比較的若い世代に人気の語学学校のようです。

また、EVはお子様だけでの留学受け入れは行っていないものの、授業コースの中には小学生以上とその保護者を対象にした、親子留学コースというものもあります。

ただ、基本親子留学される方は少なく、時々韓国から親子でやってくる方がいるくらいだそうです。

2.授業について

2-1.コースに関する変更点
2-2.スパルタ、セミスパルタのカスタマイズが可能になります
2-3.土日祝日の授業

2-1.コースに関する変更点

インフォメーションボード

EVでは大きく分けて一般英語、試験対策、ビジネス英語がありますが、来年より一般英語と試験対策の一部コースが廃止されることになるそうです。

一般英語

マンツーマン教室

今まで、ESL classic、MTM extended、ALL MTM、Power speaking、Intensive ESL(スパルタ規則)の5つのコースからお選びいただけましたが、来年以降、ALL MTM(オールマンツーマン)が廃止されます。

ALL MTMは8コマ全てがマンツーマンのプライベートレッスンを受けられるコースでしたが、応募される生徒さんが少ないということで廃止になるそうです。

逆に、EVの全コースの中でもPower speakingが特に人気ということで、最大50人まで受け入れが可能です。

グループ授業

Power speakingは流暢な会話、効果的なコミュニケーションの習得を重視したコースで、マンツーマン6コマ、小グループクラス1コマ、大グループクラス1コマと、授業数が程よく組み込まれていることも特長です。

長期で留学される方からの支持が多く、別のコースで申し込んでいた留学生の中には、途中でPower speakingに変更される方も多いそうです。

ただし、教えられる講師が限られるため、定員に達した際は枠が空くまで待っていただくことになります。

試験対策

試験対策はTOEIC、TOEFL、初心者向けIELTS、IELTS、IELTS点数保証(スパルタ規則)からお選びいただけていましたが、こちらも来年よりTOEFLのコースが廃止されます。

廃止理由はALL MTMと同様で、申し込みをされる方が少ないということでした。

2-2.スパルタ、セミスパルタのカスタマイズが可能になります

EVはスパルタ校ではありますが、スパルタ規則とセミスパルタ規則があり、選ぶコースによって適用される規則が異なります。

現在はIntensive ESL、IELTS点数保証のコースにスパルタ規則が適用されており、その他のコースは全てセミスパルタ規則になっています。

ですが、来年より希望されるコースに、スパルタ規則かセミスパルタ規則かを、自由にカスタマイズすることも可能になります。

どういうことかといいますと…

<現在>

Intensive ESL、IELTS点数保証コースを選択された方・・・スパルタ規則

その他コースの方・・・セミスパルタ規則

というように始めから決まっており、例えば、Power speakingやTOEICコースを選択した方にはセミスパルタ規則しか適用されません。

<今後>

これらの枠組みが撤廃され、コースと希望する規則を自由に選ぶことが可能になります。

ということで、Intensive ESL、IELTS点数保証コースの方でもセミスパルタ規則が適用され、逆にその他コースの方にもスパルタ規則が適用されます。

また、来年以降、現地にてスパルタとセミスパルタを変更することが可能になります。

実際に留学してみて「自分にはスパルタが少しきつい」「セミスパルタだけどもっとやれる」と感じる学生も中にはいるそうです。

今後は途中でスパルタ規則からセミスパルタ規則に変えることも、セミスパルタ規則からスパルタ規則に変えることもできるようになるとのことなので、自分のキャパシティーに合わせて、無理なく留学生活を送れるのではないでしょうか。

ただし、現地で変更をする際は5000ペソ(10,800円程度)の費用がかかります。

決して安くない金額なので、留学を申し込みされる前にじっくり検討していただきたいです。

開始時期についてはあくまでも予定なので、詳細については学校にお問い合わせください。

2-3.土日祝日の授業

グループクラス

希望者は土日にも2時間から授業が受けられます。

料金は1時間400ペソ(860円程度)、2時間で800ペソ(1,720円程度)ですが、講師が手配できれば最大8時間まで受講可能です。

午前中に4時間受講される学生が多いそうです。

授業の話とは離れますが、1~2週間と短期で留学される方は、現地諸費用(SSP、光熱費、管理費等)が無料で、さらに補講も受けられるそうです。

3.学校生活について

3-1.部屋の増設
3-2.清掃・ランドリーサービス
3-3.ビュッフェスタイルになった食事
3-4.学校施設

3-1.部屋の増設

一つの建物に学生寮と校舎が入っていて、建物の右側が教室やオフィス、建物の左側が学生寮、ダイニングエリア、カフェ、ジム等になります。

2階~8階に学生寮があり、2~3階は男子のみ、5~8階は女子のみで構成されています。

学生寮の廊下

4階が夫婦留学、家族留学向けのお部屋です。

ただ、空室状況によって時々男性や女性も4階のお部屋になることがあり、4階にはガードマン1人が24時間体制で在中しています。

お部屋タイプは1人部屋、2人部屋、3人部屋、4人部屋からお選びいただけますが、1人部屋と4人部屋の空きが少ないため、今年から3人部屋の半分を4人部屋に変える工事を行っているそうです。

1人部屋に関しては社会人の方からの申し込みが多く、まだ未定ではありますがホテルとの提携を計画中で、「外部ホテル寮」の枠を新たに設けることになるかもしれないとおっしゃっていました。

Wi-Fiは以前と変わらず学生寮では使用不可で、ロビー、オフィス、ダイニングエリア、カフェでしか使用できません。

学校ではポケットWi-Fiのレンタルを有料で行っています。

ポケットWi-Fiを使う際に使用するSIMカードは現在無料で提供されていますが、来年以降はこちらのSIMカードも有料化するそうです。

3-2.清掃・ランドリーサービス

ランドリー

清掃は週に2回、そのうちの1回でシーツ交換があります。

ランドリーは部屋ごとに洗濯物を出していただきます。

月曜日と木曜日の週に2回行われ、月曜日に預けた洗濯物は木曜日に、木曜日に預けたものは月曜日に返却されます。

また、洗濯物を出す前にどんな衣類を何枚出したのかを細かくリスト表に記入して、返却時に紛失や別の学生の洗濯物が混ざっていないか等をチェックします。

3-3.ビュッフェスタイルになった食事

食事の形態が大幅に変わり、今年の4月から朝・昼・夜の3食がビュッフェスタイルになりました。

ビュッフェにすることで、食事の品数を増やしているそうです。

今回私はランチタイムにお邪魔致しました。

ダイニングは外の風が入り込み、涼しくて落ち着きのある空間です。

上記の写真右側にもあるように、プールサイドにもテーブルが出ていて食事を取ることができます。

新しく設置された中央カウンター

また、生徒数の増加に伴いダイニングエリアの中央部分に、新たにカウンターが設置されました。

今では二手に分かれて盛り付けができるので、並んでから席に着くまでの時間が少しは短縮されて、回転率も上がったのではないでしょうか。

授業が終わると一気に生徒がやってきて、入り口からエントランスにかけて長蛇の列ができますが、280人も留学生がいればこれだけ並ぶのも納得です。

混みはしますが、時間きっかりにダイニングエリアがオープンしてからは、割とスイスイ列が進んでいました。

いただいたランチがこちら。

この日の昼食はご飯にスープ、おかずが5種類、キムチなどの漬物類が3種類ほどで、想像していたよりも野菜を使った料理が提供されている印象でした。

味付けはスープが特に辛く、その他おかずによって少し辛く感じるものもありましたが、どれもご飯が進むものばかりで個人的にはとても好きな食事でした。

3食の中でも夕食はメイン3種、サイドメニュー20種程と、かなり品数が多く豪華だそうです。

お肉だけではなく野菜やフルーツもあるようなので、その日の気分に合わせて好きなものを食べることができそうです。

3-4.学校施設

校舎エントランス

以前の訪問から、少しだけ校舎内に変更点がありました。

以前は喫煙エリアでした

以前喫煙エリアとして開放されていたこちらのエリアは、今はフィリピン人講師のダイニングエリアになっています。

喫煙スペースは、校舎を出た別の場所に確保されているのでご安心ください。

また、建物の地下部分はまだ建設中でしたが、将来的にバスケットコートやマッサージ施設を作る予定とおっしゃっていました。

4.最後に

以上がEV訪問記第二弾になります。

今回は、来年以降変更になる予定のカリキュラムやコースを中心に紹介いたしました。

設立から約14年、新校舎が開校して1年と数カ月。

留学生が勉強に集中できて、生活しやすい環境を提供するために今もなお進化し続けているのがEVです。

充実した施設とカリキュラムで伸び伸びと勉強ができ、英語学習に集中できるのではないでしょうか。

こちらよりEV Academy 留学費用をご確認ください。

Author: 工藤 緋奈乃

元学生インターンでセブイングリッシュの学校視察担当。大学を卒業後、すぐにセブにやってきました。その後、ワーホリでカナダへ!