英語が身についていないと感じた時に考えること

英語学習のスランプ

こんにちは。

フィリピン留学エージェント、セブイングリッシュのカウンセラーのHatです。

「英語の勉強をずっと続けているのに、全然上達している気がしない」
「留学しているけどほんとに英語力が伸びているのかわからない」

そんな風に思ったことがある人もいるかもしれません。
大丈夫です!成長していることは自分ではわかりにくいもの。コツコツ続けていれば少しずつ成長しています。

しかし中には、どれだけ勉強しても英語が身につかない、という声もあります。

なぜでしょうか。原因の一つは「方法が間違っている」ことにあるかもしれません。

英語が簡単に身につく方法なんて無いと考える

「外国人をよく見かけるようになった」
「小学校で英語の授業が開始された」
「英語に関する番組が増えた」

最近はこのように感じる方も多いのではないでしょうか。

このような状況の変化によって、「英語に無関心だったけれど、以前よりも英語に興味を持つようになった。」もしくは、「職場で英語が必要になってきた。」など、英語の必要性や需要が高まっているように思います。

そこでいざ「英語の勉強を始めよう!」と思い立つも、どのように勉強を始めて良いかわからずに、宣伝されている巧みな謳い文句の教材から英語学習を始める人も多いでしょう。

しかし、そんな教材一つで英語が上達するのなら、すでに多くの日本人は英語が話せるようになっているでしょう。

そうなっていないのには何か理由がありそうですね。

そう、『英語が簡単に身につく方法など無い』と考えることがはじめの一歩です。

そもそも何かを「身につける」こととは?

天才的な才能を持った人も稀にいますが、一般的に何かを習得するには、共通するある過程が必要です。

最初のステップでは、『インプットとアウトプットの繰り返し』

その後は維持・向上のために、『日常的に使う』こと

これらが必要です。

皆さんも過去に何かを身につけたときのことを思い出してみてください。

自転車に乗れるようになった時のこと、料理ができるようになったこと、アルバイト先でスムーズに仕事ができるようになったときのこと。

それらには上記の過程を経てきているはずです。

誰かに教えてもらいながら、やってみて、忘れたら、また聞いて、調べて、試してみる。この繰り返しの末にスムーズにできるようになる。そのあとは、より上手く、綺麗にできるようなっていったと思います。

そのため、英語も同じように勉強すれば、どんな人でも身につけることができます。要する時間は個人差がありますが必ず身につけられます。なぜならあなたは、世界の中で、身につけることが難しいと言われている言語、『日本語』をすでに身につけているのですから。

失敗パターン1:週一の英会話スクールのみ

『英語を身につけるために英会話スクールに通う』という考えは決して間違いではありません。

しかし、圧倒的に英語に触れる時間が足りないため、英語を話せるようになるレベルに到達するにはとても長い期間を要し、それに伴いお金もかかります。

英語に触れることを楽しむ目的であれば良いのですが、短期間で身につけようという目的にはあまり適切ではありません。

留学後の英語力維持のため、または日頃から英語に触れているけど足りない部分を英会話スクールで補う、という目的にはとても良いと思います。

興味のある人は、「一年間、英会話スクールに週に1回通った場合」の英語学習時間は、「フィリピン留学の何週間分」に相当するのかを計算した記事もあわせて参考にしてみてください。

失敗パターン2:英語を耳で聞くだけ

英語のニュースや動画を見たり聞いたりすることはリスニング力アップには効果的です。

目的がリスニング力アップなら十分な方法ですね。しかし、話せるようになりたいのであれば、これだけでは足りません。

本当に聞くだけで英語が話せるようになれたらいいですよね。

中高の学校の授業で、保健体育がありましたよね。この教科書をどれだけ読んでも足が速くなったり球技が上手くなることはありません。

実際に行動をすることが必要です。つまり、その英語を何度も使うことをしなければ自分の力にはなりません。

同様に、英語の本を読むだけ、といったことをしていても話せるようにはなりません。

とはいえ、一人でシャドーイングをするなど、実際に英語をアウトプットする機会があれば、英語を聞く、読むことはインプットとして効果的です。

使えば使うほどその力は向上する

何かを身につけたいのであれば、そのことをたくさん行うこと。何度も何度も繰り返し練習すれば良いのです。

英語なら、たくさん口に出す。そのために必要なボキャブラリーや文法、発音を勉強する。これらを反復練習するという勉強法が良いでしょう。

間違うのが怖い・恥ずかしい、そういう人も多いです。

もしも人前で間違えるのがどうしても嫌だという人はフィリピンへ留学しましょう。フィリピン留学はマンツーマン授業が多いので、間違いも気にならない環境です。先生は丁寧に根気強く教えてくれます。

Author: 畠尾 正行

英語力ゼロから2012年にフィリピン留学を経験。その後は学校スタッフを経て留学カウンセラー。第二言語習得論など英語学習について見識を深め学習アドバイスを行なう。