セブ島に次ぐフィリピン留学の人気エリア『バギオ』の語学学校10選

こんにちは。

フィリピン留学エージェント、セブイングリッシュの石村です。

前回、書いたセブ島に次ぐフィリピン留学の人気エリア『バギオ』にある語学学校から厳選10校を紹介します。

いずれもバギオ英語学校協会(BESA)に加盟している韓国人経営の学校になりますが、日本人職員が常勤しているところがほとんどです。

1校目:BECI校

『BECI校』は、バギオ市中心部から車で約20分の場所にある韓国資本の学校で、高原のロッジのような学生寮が印象的でした。

カリキュラムでユニークなのが、スパルタESLコースの生徒が受講できるネイティブ講師による1週間の発音矯正プログラム(REHAB-PROGRAM)と、毎週実施されるスピーキング集中矯正プログラム(SP-PROGRAM)です。

発音矯正プログラム(REHAB-PROGRAM)は、日本人の苦手な発音をアメリカ人講師の指導のもと1週間かけて徹底的に矯正する少人数制のプログラムです。

スピーキング集中矯正プログラム(SP-PROGRAM)は、フィリピン人講師とインタビュー形式で対話したものを動画撮影して、生徒が何を言ったかを全て字幕として書き出し、文法的に間違っていたら、そこに印をつけ、発音も間違っていたら色分け等して、5~10分くらいの1本の動画に編集してくれます。
この動画を見直すことで自分の間違いや欠点を明確にしていきます。
この動画編集をフィリピン人講師達が手作業で行っていて、10数名の講師達が、一日中、この作業につきっきりになっている様子を見学させてもらいました。

こんな事をやってくれる学校は他では見たことがないので、『BECI校』の最大の特徴といって良いと思います。

他コースの方は、上記2つのプログラムはカリキュラムに含まれていませんが、有料で追加できます。

校舎は広々とした敷地内にあり、モダンでスタイリッシュな造りなので、大自然の中にいながらも、快適な住環境で勉強に集中できると思います。

2校目:A&J校

『A&J校』は、バギオ市中心部から車で約15分の場所にある小規模でアットホームな雰囲気の学校です。

特にワーキングホリデー対策の方にお勧めです。
ワーホリ対策の為の推奨留学期間は12週間で、1~7週目までは一般英会話や面接、履歴書作成方法などを学び、8~11週目にはバギオ市内にある有名カフェで、実際にお客さんの前に立つ仕事を体験できます。

また、日本人職員・田島さんによるカウンセリングや、夕食後に行われる自由参加の音読クラスが英語初心者に人気です。

田島さんの全力サポートも、この学校の重要な高評価ポイントだと思うので、『A&J校』を選ばれる際は、留学時期と田島さんが日本出張などで不在になる時期がかぶってないかを念の為、確認したほうが良いと思います。

3校目:Baguio JIC校

『Baguio JIC校』は、バギオ市中心部から車で約10分の場所にある韓国資本の語学学校です。

高地にあるバギオは、どこに行っても涼しいのですが、この学校は特に坂の途中の風通しの良いところに建てられていて、我々が訪問前にイメージしていた「The バギオの学校」という感じの雰囲気でした。

「欧米への架け橋となる」がコンセプトで、2つの異なる規則のキャンパスが隣り合わせで建てられています。

1つ目のキャンパスは、嫌でも英語環境に縛られたい方向けで、平日外出禁止などの厳しい規則のIntensive Basicキャンパスです。
こちらは一般英会話を習得したい初心者向けです。

2つ目は、門限などはあるものの、フィリピンの語学学校としては一般的な規則のPower Speakingキャンパスです。
こちらは初心者~上級者の一般英語はもちろん、TOEICやIELTS試験対策、ワーホリ対策のコースも充実しています。

また、一般英語のコースも、マンツーマン授業数が2~6時間のコースから選べます。例を2つ挙げてみます。

【①マンツーマン重視コース(日本人生徒人気No.1)】
1:1授業 → 6時間
グループ授業 → 2時間
追加グループ授業(任意) → 2時間
最大合計 ⇒ 10時間

【①バランス重視コース(日本人生徒人気No.2)】
1:1授業 → 4時間
グループ授業 → 4時間
追加グループ授業(任意) → 2時間
最大合計 ⇒ 10時間

※他にシニアにお勧めの授業数が少な目のコースや、10時間マンツーマン授業だけのコース等もあります。

バギオ滞在中に感じたのですが、、、どの学校も真面目そうな生徒が多い印象です。

まわりに釣られて遊んでしまうようなことも少なそうですし、あえて極端に厳しい規則のところに行く必要を感じなかったのと、海外で初めての環境で過ごすだけでも十分に適応するのが大変なので、一般的な日本人には標準規則のPower Speakingキャンパスのほうが合うかなと個人的に思いました。

それと、『Baguio JIC校』の日本人職員も大変熱心な方で、頼れるお兄さん的な存在です!←ここも高評価

4校目:PINES校

『PINES校』は、バギオ市中心部から車で約15分の場所にある韓国資本の語学学校です。

今回は、2018年4月下旬に完成予定の初心者~中級者を対象とした新校舎メインキャンパスを見学してきました。

(見学したのは2018年3月)

殆どの施設がグランドオープンに向けて工事中でしたが、セブ島にある姉妹校Cebu Blue Ocean Academy校と似たような造りで巨大な学校でした。

『PINES校』は、バギオ市内に2つの校舎があります。

初級者~中級者の方は、今回、見学したメインキャンパスで滞在して、上級者の方は、バギオ市中心部から車で15分の所にあるチャピスキャンパスで滞在するようになります。

初級~中級向けのメインキャンパスの方も定期的に行われるテストで基準点を満たせば、チャピスキャンパスへ転校する事ができます。

『PINES校』は、かなり大きな学校で、どちらかと言うと大学生~20台半ばくらいの若い留学生のほうが合いそうな感じを受けました。

5校目:WALES校

『WALES校』は、バギオ市中心部から車で約15分の場所にあるアットホームな校風の韓国資本の語学学校です。

20代半ば~30代の女性が多く集まる学校で、他のバギオの学校に比べて年齢層が高めです。

マンション内に学校があって、寮設備が一般的な語学学校に比べて整ってるし、大人の方にも落ち着いて過ごしやすいと思います。

また、学校内も、大型校に比べると、いわゆるガヤガヤした学校っぽい感じが少ない印象です。

日本人職員の金子さんは物腰柔らかな男性で、学習相談などもしやすいと思います。

留学開始前から日本人職員のカウンセリングが受けられて、学習方法やカリキュラムの作成を行い、一人一人に合った授業を提供しています。

学校から徒歩圏内にカフェ、レストラン、コンビニなどがあり利便性も優れています。

バギオ在住の日本人たちと雑談した際に、立地や住みやすさはこの学校が一番だと言っていました。

6校目:KES校

『KES校』は、バギオ市中心部から車で約20分の場所にある韓国資本の語学学校です。

定員数が20名と小規模で、見学時点では生徒は1名しかいませんでした。

また、先生はヘッドティーチャーを含めて2人しか見ていません。

この学校の運営会社は、元々は子供向けのイングリッシュキャンプ(夏季等に行われる子供向けの英語ツアー)をメインでやっていたようですが、最近になって一般的な大人向けの学校として仕切り直しをしているとのことでした。

まだ、生徒が少ないこともあり、カリキュラムは生徒に合わせて柔軟に対応できると言っていました。
たとえば、シニア向けに半日は学校で勉強して、もう半日は先生と一緒にショッピングモールや観光地を回り、活きた英語を学べるコースを作っていきたいとのことでした。

それと、食事は韓国人校長の奥さんが担当していて、家庭的で美味しい料理が提供されるようです。

(見学時は残念ながら食べることができませんでした。汗)

正直、今回見学した他の学校に比べると、仕組みなどもまだ未完成な感じは受けましたが、ホームステイするかのようなアットホームな雰囲気に興味があれば検討してみても良いかもしれませんね。

7校目:Monol校

『Monol校』は、バギオ市中心部から車で約20分の場所にある14階建ての韓国資本の語学学校です。

今回のツアー中に、私と当社セブイングリッシュの社長が学生寮に泊めさせて貰った、ある意味、一番お世話になった学校です。

カリキュラムの特徴は、フィリピン留学従来のマンツーマン授業主体ではなく、復習に重点を置いていて、マンツーマン授業数が他の学校に比べて若干、少ない点です。

また、平日も外出ができるセミスパルタ規則の学校ですが、放課後に復習しなければならない量が多く、毎日英語を勉強せざるをえない環境です。

学校建物には、バスケットコート、ヨガルーム、指導者付きのゴルフ打ちっぱなし、ちょっと設備は古い感じですがジム、売店等があります。

寮のお部屋は、家具を自社で作っているらしく、ちょっと窮屈な大人数の部屋の収納なども考えられていて機能的でした。

寮は6人部屋まであって、マンツーマン授業数が少な目ということもあり、かなり安く留学できます。

あと、この学校で3日間、朝ごはんを食べさせてもらったのですが、野菜が豊富で健康的な食事でした。

それと、大型校なのに校内は煩くなくて授業以外の時間は静かに勉強する生徒が多いのではと思いました。

8校目:HELP校

『HELP校』は、バギオ市内に2つのキャンパスあります。

今回は、バギオの山奥に位置しているスパルタ規則の『HELP ロンロン校』を見学してきました。

『HELP ロンロン校』は、日本人が全体の数%~10%と少ない為、他の国籍の生徒と英語で話す機会が多くありそうです。

ここも韓国資本で、見学時は韓国人生徒が圧倒的に多かったです。

また、ここから市内まで出て行くのは難しく、勉強に集中できる環境が整っていて、『HELP ロンロン校』は英語初心者~中級者を対象としたキャンパスとなっています。

なお、バギオ市内にある姉妹校「HELP マーティンス校」はIELTS公式試験会場になっていて、同校に入学するには、留学前に入学試験を行い合格者のみ入学可能です。

9校目:CNS2校

『CNS2校』は、バギオ市中心部から車で約10分の場所にある商業施設内にある韓国資本の語学学校です。

『CNS2校』は、IELTS試験対策に力を入れた学校で、留学の目的がIELTS対策の方におすすめです。

特徴としては、毎週金曜日にテスト(出席義務)を行っていて、その結果を分かりやすくデータ化し校内に張り出している点です。
良い点数のときも低い点数のときも全生徒に成績が見られるので、勉強しなきゃいけない!という雰囲気に自然となります。
また、IELTSのスピーキングチェックの部分では、生徒1人対講師2人で動画撮影を行い、文法や発音など細かいところまでチェックしてくれます。

『CNS2校』は小規模校ですが、各生徒の苦手分野に合わせて授業内容をカスタマイズする事ができます。
見学した際には、日本人職員はいませんでしたが、日本語が話せる韓国人職員がいました。

10校目:TALK校

『TALK校』は、バギオ市内に一般英会話(ESL)に特化したYangcoセンターと、試験対策に特化したENEセンターの2キャンパスあります。

今回は、一般英会話に特化したYangcoセンターを見学してきました。
Yangcoセンターは、スパルタ規則で学内EOP(母国語禁止)ルールがあり、日本人比率が低い為、英語での生活となります。
今回、見学したときも韓国人生徒が中心で日本人は数名しかいませんでした。
校則や授業態度のチェックが厳しく管理されていて、緊張感があります。

ENEセンターは、TOEIC、IELTS対策コースがありますが、特にTOEIC対策を目的とした方におすすめです。
ただ、こちらは日本人比率がぐっと上がり半分以上が日本人になることもあるようです。

まとめ

当社がメインで扱っているセブ島留学だと、真面目な方でも、放課後に、たまに外食したり遊びに行ったり、土日のどちらかは観光して、もう一日は自習したりという留学スタイルの方も多いのですが、バギオの場合は、真面目に勉強だけに没頭したいタイプがセブ島よりも多いのかなと感じました。

今回、FAMツアーで見学した10校につきまして、詳しくはこちらからお問い合わせ下さい。

Author: 石村 千早

セブイングリッシュのお客様担当
2012年からセブシティ在住。一児のパパです。