アートの世界から垣間見るセブ島の人々の暮らし

こんにちは。

フィリピン留学エージェント、セブイングリッシュのケイコです。

親知らずが痛くなってきたので半休を使い、朝一の予約で治療へ行くことに(泣)

でも、歯医者に診てもらえるまでに1時間以上、待ち時間ができてしまったので、せっかくなら何かして痛みを紛らわせられないかと、イベント情報を探していたら、絵画展覧会の情報を見つけました!

わたしにとっては母校のフィリピン大学セブ校の芸術学部のOB達の展覧会という事もあり、早速出かけることにしました。

1.フィリピン大学セブ校って?

まず、フィリピン大学セブ校を軽くご紹介します。

フィリピン大学は、国内各地に7のキャンパスとオープンユニヴァーシティ(通信大学のようなもの)があり、それぞれフィリピン大学○○校、と呼ばれています。

セブ島はフィリピン第三の都市というだけあり、フィリピン大学セブ校キャンパスは、周りの島のキャンパスと比べても規模が大きく、ビサヤ地区の島々から優秀な学生が集まる活気のあるキャンパスです。

学部対抗スポーツ大会の時の写真です。

さらに、日本から交換留学の留学先として、少しずつ認知度を高めています。

現在、フィリピン大学セブ校の提携校は、東洋大学、関西大学、大手前大学、公立はこだて未来大学の4校で、年々、交換留学生の数が増えています。

現在4名の交換留学生がキャンパスライフを楽しんでいますが、今年は何人来てくれるのかOGとして楽しみです。

ちなみに、首都マニラのフィリピン大学の本部があるデリマン校と提携の大学でもセブ校への交換留学が可能です。

過去の例でいうと、九州大学と中央大学からの交換留学生がセブ校に在籍していました。

フィリピン大学デリマン校だと、東京外国語大学や、大阪大学等のフィリピン語専攻の学生の留学先として選ばれることが多いようです。

1-2.フィリピン大学セブ校内のアート作品

フィリピン大学セブ校は、セブ市ラホッグにあり、『3D ACADEMY校』からタクシーで2、3分のところにあります。

道を挟んで両側にキャンパスがありますが、今回は校内のアートの写真を撮りに来たので事務所側を訪問。

道沿いに、スンマ・クム・ラウデ (summa cum laude) – 最優、マグナ・クム・ラウデ (magna cum laude) – 最優等と優等の中間、クム・ラウデ (cum laude) – 優等の卒業生の写真が張り出されています。

その奥のガードハウスで、ID(身分証明書)を渡して、ゲートパスと交換します。

さて、フィリピン大学セブ校では、芸術を専攻している学生に卒業間近に課されるプロジェクトに学内アートがあり、校内には、オブジェが至る所に

ちょっと分かりにくいですが、国旗掲揚の棒のてっぺんの卵型のオブジェもその一つ。
、、これ、どうやって上にのっけたんだろう、、いまだに謎。

その他にもステンドグラスがお洒落な井戸や、、、

あ、トンボ

初めてみるので、新しい作品だと思います。

前からあったトンボの奥のオブジェ、、何のモチーフか・・・いまだに謎です。

フィリピン大学セブ校でのアートを楽しむなら、学内の展覧会がお勧めです。

開催時期は不定期ですが、キャンパス内のギャラリーで絵画の展覧会が開催され、作品鑑賞が楽しめます。

フィリピンでは、キャンバスは自作です!

板を買ってきてのこぎりで切り、クギをトントン打ち付け、キャンバスを貼りと相当な労力がかかります。

気に入った作品があれば、製作者に連絡を取って購入もできます

2.セブ島市内のオアシス「モンテベロ ヴィラ ホテル」

さて、フィリピン大学セブ校の未来のアーティストの作品を楽しんだ後は、UP(University of the Philippines:フィリピン大学の略)卒業生のアート鑑賞へ!

次にやってきたのは、モンテベロ ヴィラ ホテル(Montebello Villa Hotel)

セブ市内の便利な立地にありながら、静かなたたずまいで敷地が広く、ゆったりと過ごすことができます。

決して新しくはありませんが、老舗の4つ星ホテルで、宿泊費は1泊1万円弱。

以前、友人の結婚式がここでありましたが、式はブーゲンビリアが咲き乱れる庭で、披露宴は200人程収容できる広々としたホールで、とっても素敵でした!

2-1.「モンテベロ ヴィラ ホテル」の場所

中規模のショッピングモール「カントリーモール」の裏手にあります。

セブ市内の語学学校だと、どこからでもアクセスが良いので、セブ島留学時に前泊や延泊が必要な場合は、ここに泊ってもいいかもです!

また、デイユースのプランもあるので、週末に近場でリゾート気分を楽しむのにはもってこいだと思います。

週末のデイユース(8時~17時)は600ペソ(約1,300円)で、そのうちの350ペソ(約770円)はお食事代等に使う事ができ、お得感があります。
もうちょい予算があれば、1室借り切ってデイユース利用もできます。

部屋も貸し切りタイプのデイユースは税抜き価格で1,899ペソ(約4,200円)で、電話かFB経由で予約できます。

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モンテベロ ヴィラ ホテル
【アドレス】Gov. M Cuenco Avenue, Banilad
【ホームページ】https://www.montebellovillahotel.com/
【電話番号】231-3681

2-2.「モンテベロ ヴィラ ホテル」のGlimpse(垣間見)

さてさて、今回、少し空いた時間に寄ったので、ホテルはちらっとしか見てないので、、垣間見程度にどうぞ!

こちらがプール!

小さ目のプールもあり、子ども連れの家族が休暇を楽しんでいました。

プールサイドでビュッフェスタイルで食事が楽しめます。

この日は、セブ島のお祭り「シヌログ」前で、いろんな国からの宿泊客で賑わっていました。

こだわりある高級ホテルで見かけるのが、素朴な味わいのあるマクタンストーンを使った壁や柱。

マクタンストーンは、セブ島のお隣、マクタン島でしか採れない貴重な資材で、サンゴや貝殻が長い年月を経て堆積してできたものなんです。

よく見てみると、貝殻の断片があったりと、1つとして同じ模様がない、ユニークな天然石です。

触ってみるとひんやりとしていて、清涼感があります。

あと、今回、すっかり抜けていたのですが、「モンテベロ ヴィラ ホテル」には、クロード・モネの『睡蓮』を想わせる(!?)池があるので、立ち寄った際は是非、ご覧ください。

3.セブ島のアーティストの絵画展覧会

プールを横目に回廊を進むと右手にレセプションがあり、目的の展示会会場へ!

今回の展覧会は、「モンテベロ ヴィラ ホテル」と、フィリピン大学セブ校の芸術学部のOB会とのコラボで、セブ島ローカルの芸術家たちの活動促進を目的としているそうです。

展覧会のテーマはセブアノ語で「Anihaw」、英語で「Grimpse(垣間見る)」です。

作品はすべて、「Social Realism」を反映して、労働者階級や貧しい人々の日常や、ローカルの生活を垣間見ることができる絵画表現で統一されているとのことです。

画家さんのほとんどは、フィリピン大学セブ校の卒業生とのこと。

ホテルのFBページから集合写真を拝借。

プロフィール一覧を見てみると、皆さん既に数々の受賞歴をお持ちですが、芸術家として成功するのはほんの一握りという厳しい世界で、画家として生計を立てるのはものすごく難しいそう。

実際、この展覧会に出展している画家さん全員が、生計を立てるために別の仕事を掛け持ちしながら絵画への強いパッションを持ち続けて活動しているとのことです。

展覧会は2018年1月27日(土)まで、毎日24時間、いつでも開いています。

画家達は午前9時から午後10時頃までホテルにいるので、気に入った絵があって購入したい方や、絵に込められたメッセージを聞きたい方は、ホテルのフロントで画家さんを呼んでもらってください。

3-1.絵画作品鑑賞

撮影OKとのことだったので、フィリピンの風景画を中心にご紹介します!

セブ島の画家さんたちの作品をお楽しみください!

3-2.アート実演も楽しもう!

展覧会場の近くには、ライブスケッチのコーナーが。

真剣な表情でスケッチをしている彼も、フィリピン大学セブ校の卒業生とのこと。

1/27(土)の9時から4時には、フェイス・ペインティング、ヘナタトゥー、Tシャツのプリント制作もあるそうですよ!

3-3.優雅にホテル喫茶@CAFE BOUGAINVILLEA

まだ、少し時間があったのでホテル喫茶を楽しむことに。

展示会場横のカフェ「CAFE BOUGAINVILLEA」でコーヒータイム。

街中のカフェと同価格帯でホテル喫茶を楽しめるなんて、、、贅沢な時間。

カフェラテ1杯をオーダーしました。

フィリピン大学で先程もらった学内新聞に目を通してみると、各地のキャンパスの近況やトリビアなど満載。

セブ校のページでは、2018年2月24日(土)に予定されているオタクフェスティバルの案内が!!

コスプレ大会や、J-popコンテストなど、日本のサブカルチャー大好きなフィリピン人が大勢集まるイベントです。

この時期に留学予定の方は、文化交流もかねて、フィリピン大学セブ校のキャンパスに遊びに行ってみるのも楽しいかもですね!

まとめ

ご紹介した展覧会は、期間限定のものですが、、絵画鑑賞が好きな方は、「アバカベーカリー(Abaca Baking Company)」というカフェへ是非行ってみてください。

「アバカベーカリー(Abaca Baking Company)」は大型ショッピングセンター、AYALAセンターや、ITパーク内に出店しているチェーン店で、店内にはセブ島のアーティストの個性的な作品が飾られていています。

店舗ごとに違う絵が展示されているので、毎回別のアバカベーカリーに行ってみると楽しいかも!

Author: 阿部 桂子

セブイングリッシュのお客様&経理担当。2006年からフィリピン在住し、フィリピン大学セブ校マスコミ科を卒業。セブ島現地のことに精通している。